小さなお子さんが、入院することになったら焦りますよね。
我が子は喘息持ちで、過去に2回入院経験があります。
一度目はシャワー・トイレ付きの個室、二度目は大部屋での入院でした。
いずれも、親の付き添い入院が必須だったので、私も1週間ほど病院で過ごしました。
この記事では、子供の付き添い入院をした体験談と、付き添い入院の際に持って行くべきもののリストをまとめています。
- 突然、我が子の入院が決まる
- 入院生活について
- 付き添い入院の際の持ち物リスト
1.突然、我が子の入院が決まる
5歳の息子は、喘息持ちです。
3歳頃から喘息の症状が出ていましたが、薬でなんとかコントロールできていました。
風邪をひくと喘息発作が起きたりするので、夜間診療所などで吸入をして自宅療養することがしばしばありました。
この日も、風邪をひいて呼吸が苦しそうだったので、病院の救急外来を受診しました。(夜間診療所が休みの日でした)
いつものように吸入して帰宅するつもりだったのですが、「重度の発作なのでこのまま入院してください」との診断!!
いきなりの入院を言い渡され、若干パニックになりました。我が子が受診した病院では、小学生未満は親の付き添い必須です。本人も付き添いの親もコロナの検査をして陰性であれば、小児科病棟へ入院が決まります。(陽性だった場合はコロナ病棟で入院)
無事入院手続きを終えたものの、もともと帰宅するつもりだったので保険証と財布くらいしか持っていません。
唯一ある院内のコンビニは夜間は閉まっており、何も持たない状態で一夜を明かしました。(夜中で、下の子が寝ているため、夫に荷物を持ってきてもらうのは無理でした。)
病棟にコロナを持ち込まないように、入院の際には色々な制限がありました。
上にも書いた通り、入院前のコロナ検査は必須です。さらに、付き添いの家族は基本的に交代不可で、やむを得ず交代する場合は、自費でのコロナ検査で陰性が出てからとなります。
入院患者への面会は禁止、着替えなどの荷物の受け渡しをする場合も、病棟には入らず、決まった曜日の決まった時間内に看護師さんを通じて受け渡しするというルールでした。
また、入院中の子供は、歩けても病室の外へ出るのは禁止(トイレは可)でした。
病院によっても違うかもしれませんが、こういった制限のある病院がほとんどだと思います。
2.入院生活について
私が付き添い入院した病院では、親の食事は出ませんでした。
全国的に見ても、付き添い家族の食事は出ないケースがほとんどのようです。
ですので、院内のコンビニで買うか、カップ麺などのレトルト食品を持ち込むしかありません。
私はほぼ毎食コンビニで買っていましたが、出費もかさみますし、すぐに飽きてしまい辛かったです。
付き添いの親がコンビニに行ったりする間、子供を置いていっても大丈夫?と思う方もいるかもしれません。
息子は5歳なので、テレビをつけて「コンビニに行ってくるから待っててね。苦しい、痛いなど何か困ったことがあったらナースコールを押してね」と言っておけば、大人しく待っていてくれました。
ただ、赤ちゃん~2歳くらいの小さい子供だと、そうもいきません。
ベッドには必ず柵がついているので、トイレなどの短時間であれば、柵を上げてすばやく済まします。
コンビニやお風呂など、少し時間がかかるときは、病棟にいる保育士さんにお願いして少しの間見ていてもらうこともできるようです。保育士さんが不在で、どうしても必要な場合は看護師さんに頼むしかないと思います。
ただ、早朝や夜間は看護師さんの数が少ないですし、保育士さんも病棟に1人とか2人しかいないので、必要な時にすぐ駆けつけてくれるとは限らないと思います。
コンビニで食事を多めに買いためておいたり、カップ麺などを持ち込んだりする工夫が必要かもしれません。
私が付き添い入院した病院では、付き添い家族のお風呂は、3日に1回の予約制でした。お子さんがノロなどの感染症で入院している場合は、感染防止の為お風呂は一切禁止とのことでした。
我が家は1度目は風呂トイレ付の個室、2度目は4人部屋でした。どちらも経験してみて、入院中のお風呂は結構大事だなと思いました。お風呂(シャワー)に入ることでリフレッシュできるので、もし部屋を選べるなら、お風呂付をおすすめします。
お風呂にはシャンプーなど一切置いていないので、各自で用意する必要があります。もちろんタオルも持参です。
トイレ付きの個室であれば、子供も付き添いの家族も使用することができます。大部屋の場合は共用になります。
入院中の子供は、病状によって変わってくると思いますが、我が子の場合は入れませんでした。毎日看護師さんが身体拭きしてくれました。
入院中の子供のトイレは、オムツが外れていて歩ける状態の子なら、点滴をガラガラ引いてトイレに入れます。ただ、点滴をしていると、おしっこの量が増えるので注意です。普段はパンツで過ごせている子も、夜間はオムツといった選択肢も考えたほうが良いかもしれません。(点滴を付けたままのトイレは結構大変です)
たいていの病院では、付き添い用の簡易ベッドを借りることができると思います。
簡易ベッドを借りずに添い寝か、簡易ベッドで寝るか・・・正直どっちも辛いです。
1度目の入院時は、子供のベッドで添い寝をしました。柵があるし、子供がグイグイ押してくるのでめちゃくちゃ狭かったです。
2度目の入院時には、簡易ベッドを借りてみました。しかし、想像以上に「簡易」!!
横は自分の肩幅ほど、長さも足がはみ出そうなほどのコンパクトな設計でした(^^;
どっちが良いかは・・・やってみないと分からないですね。息子は5歳だったので、添い寝よりは簡易ベッドのほうがマシだったかな~と思います。
添い寝⇔簡易ベッドに途中で変更可能かどうか、簡易ベッドは事前予約が必要かどうか、などを確認してから、試してみてください。
大部屋も個室も経験してみて、結論は「予算があるなら個室一択」です。
子供がいる大部屋って本当に辛いです。
「乳児や幼児+大人」が複数組、寝泊りするわけですから、ストレス半端ないです。
2度目の入院では大部屋で過ごしましたが、慣れない入院で夜中にギャン泣きする赤ちゃん、早く帰りたいと叫び続ける2歳児、普通の声のボリュームで話し続ける親、治りかけで動き回る5歳児(我が子)・・・カオスです。
当然、年齢も生活習慣も異なるので、昼寝の有無、早寝の子、など、静かにしてほしい時間帯も異なります。
どうしようもないことなので、我慢するしかないのですが、本当につらかったです。大部屋なので患者さんも何度か入れ替わるのですが、一晩経つと皆「個室って空いてないですか・・・?」と訊いていました。
それくらいストレス溜まるので、もし可能であるならば個室を選ぶことをおすすめします。
3.付き添い入院の際の持ち物リスト
実際に入院してみて、付き添い入院に必要な持ち物リストを以下に挙げました。
★保険証、受給者証、母子手帳(予防接種歴を聞かれます)、おくすり手帳
★おむつ
点滴するとおしっこ量が増えるので、おむつが外れている子も少し用意しておくと安心。
★おしりふき
★防水シーツ(おもらし対策)
★いま服用中の薬(持ち込み不可のケースもあり。病院に要確認)
★暇つぶしアイテム
・タブレット(必須)、イヤホン
・迷路、間違い探し、図鑑、ミッケなど、読むのに時間のかかる本
・DVD(病室でテレビも観れますが、平日昼間のラインナップが・・・)
・ワーク、塗り絵
・鉛筆、色鉛筆
・シールブック
・パズル
★スリッパ
★コップ
入院中は、暇つぶしアイテムが特に重要です。
幼児であれば、タブレットがあればある程度の暇つぶしはできると思います。
本は、できるだけ読むのに時間がかかるものがおすすめ。
折り紙も持って行ったのですが、点滴をしているため、片手が使えずに断念しました。
★常備薬(頭痛薬、生理痛の薬など)
★スリッパ
★お風呂・スキンケア系グッズ
・歯ブラシ
・バスタオル、フェイスタオル
・シャンプー、ボディソープ、洗顔料
・化粧水、乳液
・ドライヤー(病院貸し出しあるかも)
・くし
・ハンドクリーム、リップクリーム(必須。めちゃくちゃ乾燥する)
・大きめの袋(汚れた服用)
★着替え
・ラクな服(すっぴんジャージの人多し)
・下着
★食べ物系グッズ
・コップ、わりばし、紙皿など
・ドリップコーヒー、ティーバッグ(お湯が使えるか要確認)
・保温水筒
・カップ麺、インスタント味噌汁、缶詰など
・お菓子
★TV用イヤホン、イヤホン延長コード(大部屋の場合は必須。延長コードがないと届かない)
★ティッシュ箱
★洗濯用洗剤(院内で洗濯できるか要確認)
★除菌スプレー
★スマホ充電器
★替えのマスク
★千円札(テレビカード購入)
★リラックスアイテム
病院内はめちゃくちゃ乾燥するので、ハンドクリームなどの保湿剤は必須です。
また、ずっと靴を履いているのも蒸れるしリラックスできないので、スリッパも持って行くと良いです。
院内にコンビニが併設されていることも多いと思うので、食べ物は持って行かなくても大丈夫ですが、毎回コンビニで買っていると、結構出費がかさみます。ドリップコーヒーやティーバッグ、保温水筒はかなりおすすめ。
お湯や電子レンジが病室から離れていると面倒なので、水筒に入れておけば熱々が飲めて良いですよ。
院内の洗濯機・乾燥機を使わせてもらえる場合があります。使える頻度などを事前に確認しておくと、着替えの量を調節できると思います。洗剤は自分で用意する必要があります。
また、持っていて意外と良かったのが、自分用のリラックスアイテムです。
入院中は病室に缶詰状態になるので、精神的にかなりキツくなります。
私は、タブレットを持って行き、Kindle Unlimitedで本を読んでいました。月額980円で200万冊以上の本が読み放題なので、病室での時間つぶしには最適だと思います。タブレットを持っていなくてもスマホのKindleアプリをインストールすれば読むことができます。
Kindle Unlimitedを初めて利用する場合は30日間の無料体験が可能なので、入院中だけ入会するのもアリだと思います。
無料体験期間を過ぎると月980円かかるので、解約を考えている場合は、更新日を確認して早めに手続きをしましょう。
他には、「蒸気でアイマスク」や「足すっきりシート」といったアイテムは、かさばらないし手軽に使えるのでオススメです。
いかがでしたでしょうか?
コンビニが併設されているような病院であれば、入院に必要なものはある程度揃えることができると思います。持ち物の準備に余裕がない場合でも、着替えとタブレットがあれば何とかなるので安心してください。
少しでも参考になれば幸いです。