今年七五三を予定しているママさんへ!子供の晴れ姿を見るのは楽しみだけど、準備が大変そうですよね。
着物はレンタルする?子供は大人しく着てくれるの?写真撮影はどうする?など、事前に準備しておくことは色々あります。
我が家は、今年3歳になる娘と5歳になる息子の七五三を春に済ませました。事前準備をしっかりしていたので、当日はスムーズに楽しく過ごすことができました。
この記事では、
- シーズン外の春に七五三を行ったメリット
- 着物選びから着付け
- プロカメラマンによる出張撮影
- 七五三当日の流れ
についてご紹介します。
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1.シーズン以外でも七五三はできる?!春に七五三をしたメリットをご紹介
七五三の正式な日にちは11月15日とされており、10月中旬くらいからは七五三シーズンで混雑します。
しかし調べてみると、七五三のシーズンでなくてもご祈祷してもらえることが判明。
何か所か問い合わせたところ、「ご祈祷は年中受け付けています」という神社が多く、
「おまけのおもちゃはありませんが、千歳飴などはご用意しております」といったところも。
神社に電話するとすぐに教えてくれますよ。
我が家は春に七五三参りをしたのですが、メリットがたくさんありました!
- 人が少ないので、コロナ感染のリスクを減らせる
- ご祈祷の待ち時間が少ない→ぐずりやすい2歳娘も無事クリア!
- 時期を狙い、桜をバックに写真撮影をすることができた
- 写真撮影の際、人があまり映り込まなかった
- カメラマンの予約が取りやすかった
なんといっても、空いている!これに尽きます。
我が家が行った神社は、ご祈祷は予約不要。空いていたので待ち時間ほぼゼロでした。
そしてご祈祷。丁寧に、住所とか生年月日まで読み上げてくれるんですよね・・・。娘はまだ3歳になっておらず、ご祈祷中はモゾモゾしていましたが、人数が少なかったので割とすぐ終わり、何とか乗り切れました。多分混んでいたらグズっていただろうなと思います。
また、我が家は出張カメラマンに依頼して写真撮影をしました。七五三のシーズンだと、人が映り込む可能性が高いですし、歩いている人の邪魔になって気まずい思いをするかもしれません。
私は人が多いところで撮影してもらうのがちょっと恥ずかしいので、今回のように人が少ないところで撮影ができてとても満足しています。朝イチで撮影したため、通行人がほとんど映り込んでおらず、仕上がりにも大満足です。
出張撮影や写真館での撮影は、七五三シーズンに近づくほど混雑し、予約が取りづらくなります。
我が家の場合、桜のシーズンで若干予約が埋まっていましたが、2週間ほど前でも予約確定できました。撮影するとなると子供の機嫌が良い時間帯でなければいけないので、空いているシーズンに撮影するのはとってもおすすめです。
2.着物はどうする?レンタルや着付けについて
七五三に着物を着せたいママさんは多いですよね。洋装も可愛いですが、我が家はせっかくなので着物を選択しました。
でも、子供が長時間着物を着ていてくれるのか?着付けはどうするの?など、不安な点も多いですよね。
まずは、自前の着物を着付けする場合と、着物をレンタルする場合のメリットデメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット | |
自前の着物を着付け | ・既に着物を持っている場合、安く済む ・兄弟姉妹がいる場合、購入すると着回せる ・ポリエステル素材の着物なら手入れ簡単 ・急な日程変更にも柔軟に対応できる | ・自分で着付けるか、着付けしてもらえるところに依頼する必要がある ・着た後のクリーニング等、手入れの手間がかかる |
着物をレンタル | ・借りる所で着付けのサービスがあるとラク ・クリーニング不要で返すだけでOK ・格安でレンタルできるショップもある ・かんたん着付けタイプのレンタル着物もある ・ブランド着物や高品質な着物も、購入するより安くきることができる | ・子供の体調不良などで日程を変更する場合、キャンセルなどの手続きが面倒 ・ネットのレンタルの場合、素材感や色調が分かりにくい ・ネットレンタルの場合、着付けサービスはついていない |
それぞれにメリット・デメリットがあります。
- ラク&安い→くらしのマーケットなどで、出張着付けサービスを利用する(相場6,000~10,000円)
- ラク&日程変更しやすい→近くの美容院や、持ち込み着付けOKな貸衣装店に着付けをお願いする
- ちょっと大変&タダ→自分で着付け
我が家は既に着物を持っていたため、ママ→出張着付け、3歳娘→ママが着付け、5歳息子→出張着付け、という形をとりました。3歳の娘は、着崩れに気を付けながらしっかり目に紐を締め、帯は適当に結んで被布で隠しました(笑)当日は寒かったので、ずっと被布を着ていてくれて助かりました。
購入かレンタルかで迷う場合、購入も視野に入れると良いです。最近の着物はポリエステルなどの素材を使ったものも多く、自宅でクリーニングできる着物もあります。近くで見ると正絹とポリエステルは違うな、と思いますが、写真で見るとほとんど判りません。日程変更にも柔軟に対応できるので、メリットは多いと感じています。
出張着付けは、めちゃくちゃ楽です。着物と小物だけ準備しておいて、あとはボーっとしているだけで着物姿に変身できますから。息子も、私が練習で着せようとしたらめちゃくちゃ嫌がりましたが、着付師さんの前ではピシっとしてくれました。
個人的には、3歳の女の子だったらママの着付けでも何とかなりそう。男の子の袴は、自分で着付けるには練習が必要だなと感じました。youtubeなどで着付け動画を観てみて、できそうなら自分でやってみるのもアリです。
我が家は写真撮影を9時から予約したため、8時半には家を出る予定を立てていました。
着付師さんに頼めばサッと着付けしてもらえるのだろうと思っていたのですが、想像以上に時間がかかることが判明しました。1時間半前、つまり朝7時に家に来ていただくことに。いつもなら朝ごはんを食べている時間です。しかも家の中に呼ぶなら少しは片づけないと・・・!!前日からの片づけ&朝ごはん対応が一番大変でした。
この1時間半というのは、主に私(ママ)のヘアセットと着付け分なので、お子さんだけならもっと短いと思います。ただ、朝イチでご祈祷や写真撮影を予定している場合は、着付けにどれくらい時間がかかるのかを事前にチェックしておくとスムーズだと思います。
雨天時や子供の体調不良の時には延期する可能性もあります。
出張着付けや美容院での着付けを予定する場合、何日前からキャンセル料が発生するのか確認しておくと良いです。
その点では、自分で着付ける場合はキャンセルなどの手間がないので一番ラクです。
子供の着物は、成長を願って大きく作られているそうです。そのため、実際に着るには「肩上げ」が必要になります。肩上げをすることで、裄(ゆき)を子供の腕の長さに合わせて調整します。私は、自分ではできなさそうだったので、祖母にお願いしました。呉服屋さんなどに持ち込めば肩上げしてもらえると思いますが、結構高いです。ネット注文だと3000円弱くらい。仕上げまでに1~2週間かかるそうなので、外注する場合は早めに依頼しておく方が確実です。
また、腰上げとは、あらかじめ子供の身丈に合わせて、腰部分をつまみ上げて縫っておくことを指します。
腰上げしなくても、着付けの際に紐で調節することができるので、必須ではありません。しかし、腰上げをしておくことで、長時間着たり、動き回ったりしても着崩れにくいというメリットがあります。
3歳の娘は腰上げをしてから着付けました。実際着てみたら少し短いかな?という丈になってしまいましたが、着付けがとてもスムーズにできましたし、神社で走り回っても全く着崩れなかったので、腰上げしておいて良かったと思います。
逆に、腰上げをしないメリットとしては、身丈が紐で微調整できるという点です。写真館で着付けてもらう時や、着付師さんにお願いする場合、微調整したいので腰上げしないでくださいと言われることもあるそうです。
まとめると、
- 肩上げ→必須。外注の場合、ネット最安値で3000円弱かかる。
- 腰上げ→必須ではない。着付けをラクにしたい人・着崩れが心配な人は腰上げするのがおすすめ。身丈をしっかり微調整したい人は腰上げナシでOK。
頭の中で着付けのシミュレーションはできても、いざ子供に着付けようとすると、なかなかうまくはいきません。
腰上げせずに紐でギュッと締めようとしたら、「苦しい」といって嫌がられたり・・・
着付けが終わった後に足袋を履かせようとしたら転んでしまったり・・・(足袋は一番最初に履くのがおすすめ)
自分で着付ける予定なら、一通り練習してみて、できそうかどうか、時間はどのくらいかかるかをチェックしてみてください。予想以上に時間がかかってしまった場合は、着付師さんに頼む・ばあばに手伝ってもらう、などの対策が必要になってきますので、早めに試しておくのが吉です。
着物をレンタルする場合には、以下のポイントを確認すると良いです。
- キャンセル・変更は可能か?キャンセル料はいつからかかるのか?
- レンタルする着物は、子供の身長に合ったサイズか?裄丈・袴丈などは測っておくとgood
- 肩上げが必要な場合、レンタル店で肩上げしてもらえるのか?
- 着付けサービスはあるか?自分で着付けの手配が必要か?簡単に着付けできる着物か?
- 実店舗で素材感を確認できるか?
実店舗で着物を選べる場合、素材や色、サイズ感を目で確かめることができるので、「思ってたのと違ってた」というトラブルは少ないというメリットがあります。
ネット宅配レンタルは、価格が安い、簡単着付けできるタイプの着物がある、というようなメリットがあります。一方、七五三予定日の数日前に届くことが多いため、サイズが大きすぎたり、素材や色が思っていたのと違っていた、という場合でも、交換できないケースがほとんどです。
実物を見ずにレンタルする場合は特に、お子さんの裄丈などをしっかりと測った上で注文確定することをおすすめします。小柄なお子さんや、数えの年齢で七五三をする場合は、肩上げが必要なケースもあります。店によっては、オプションで肩上げが可能な場合もあるので、事前にチェックしておくと良いです。
3.写真撮影は出張撮影がおすすめ!
せっかく着物を着て七五三参りをするのであれば、ぜひ出張撮影してもらうことをおすすめします。
- 自然な表情をプロカメラマンが撮影してくれる
- たくさんの写真を、データで貰うことができる(サービスは会社によって異なります)
- 実際にお参りした神社で撮影できるため、記念に残る
出張カメラマンの良いところは、バッチリなキメ顔だけでなく、自然な表情をカメラに残してくれる点です。
我が家も出張カメラマンに依頼しました。
一時間の間に素敵な写真を撮ってくれます。
子供がママに駆け寄ってくる瞬間、パパ・ママに抱っこされている時の後ろ姿、飛行機を見つけた時の嬉しそうな顔・・・常にカメラを構えていないと撮れないような素敵な写真を、たくさん撮って頂くことができます。
写真はデータで貰えるので、我が家はしまうまプリントでフォトブックを作成し、じじ・ばばにプレゼントしています。しまうまのフォトブックは、安くて綺麗なのでオススメです。
出張撮影を予約するにあたり、注意すべき点は以下の通りです。
- 雨天時は日程変更・キャンセルはできるか?→カメラマンと事前に相談する!
- 体調不良などによるキャンセルは可能か?キャンセル料はいつからかかるか?
- 撮影可能な神社か?→コロナ禍でカメラマン不可の神社も!要確認。
- 撮影中、着替えなどの大きい荷物はどうするか?→神社で預かってもらえる?車に積んでおく?
着物を着ていると特に、雨天時の撮影は難しいですよね。カメラマンとの予約が成立する前に、雨天時はキャンセルや日程変更が可能か?いつまでに変更orキャンセルの判断をするか?を事前に相談しておくことをおすすめします。
また、子供の体調不良などで中止せざるを得ないケースもあると思います。依頼者都合の変更・キャンセルはキャンセル料がかかる場合が多いです。いつ頃からキャンセル料がかかるのかをチェックしておきましょう。
神社内でのプロカメラマンによる撮影を禁止する神社もあります。「神社と提携している写真館のみ可」「三脚使用しなければ可」など、神社によって規定が異なるので、事前に電話で確認しておきましょう。
また、写真撮影をする際は、色々な撮影スポットに移動します。あまりに大荷物を抱えていると、いちいち持って移動しなければなりません。神社で預けられるところがあるかどうかも事前に確認しておくと良いです。
4.当日の流れ
朝イチで出張撮影をした我が家の流れはこんな感じでした。
- 6:30 朝食(片づけの手間なしのロールパン&バナナ)
- 7:00 着付け師さんが家に来る。ママ着付け&ヘアセット。子供はテレビ観て待機
- 8:10 ママ着付け終了。3歳娘を着付ける(ママ)←腰上げ済なので5分で完了
- 8:15 5歳息子を着付けていただく。こちらも5分ほどで完了。
- 8:30 予約していたタクシーに乗って神社へ。パパのみ車で神社へ(着替えがかさばるため)
- 8:45 神社到着
- 9:00 カメラマンと待ち合わせ、撮影開始
- 10:00 撮影終了。ご祈祷受付へ。
- 10:20 ご祈祷
- 11:00 ご祈祷終了
- 11:30 洋服に着替えて、車で自宅へ帰る
子供達は、長時間着物を着ているのは無理そうだな、と思い、ご祈祷が終わったらすぐに洋服に着替えさせました。
となると、着物を持って帰るのが大変&撮影時に邪魔なので、パパのみ車で神社に向かってもらうことにしました。行きも全員車で良いのでは?と思ったのですが、チャイルドシートで着崩れてしまうのが不安だったのでタクシーに乗ることにしました。
七五三シーズンではなかったので、ご祈祷は受付後すぐに呼ばれ、人数も少なかったので思ったより早く終わりました。朝早いほど空いているので、シーズン中にご祈祷する場合は、なるべく早い時間帯を狙うのがおすすめです。
5.持っていくと便利なもの
小さな子供に長時間着物を着せておくのはとっても大変です。
実際、七五三参りの際に持って行って良かったものを挙げてみました。
- 履きなれたスニーカーやサンダル←必須!!
- グミ・ラムネなど、小さくて服が汚れないお菓子←必須!!
- ウエットティッシュ(神社の砂利で遊びまくって手が砂だらけになりました)
- ストロー付きマグ(着物が汚れにくくてオススメ)
- 気を引くおもちゃ(カメラ目線対策。新しいおもちゃを用意しておくとさらに効果大)
- 洗濯ばさみorクリップ(トイレの時などに袖を留めておく)
- 食事用エプロン、タオル
- 初穂料(意外と忘れがち・・・料金は事前にチェックしておく)
特に、スニーカーとお菓子は必須です!
3歳娘は、着物や草履でお姫様気分になったようで、むしろ脱ぎたくない!と言うほどノリノリでしたが、
5歳息子は、神社到着後5分で「あしがいたい・・・(;_;)」
何とかなだめつつ、15分ほどは雪駄を履いて撮影できましたが、表情が硬い。
人見知りの娘は、カメラマンのお兄さんが恥ずかしくて表情が硬い。
息子はスニーカーに履き替え、娘にはアンパンマングミを与えたところ、一瞬でいつもの笑顔を取り戻しました。
テンション上がって、神社を元気に走り回るほど。(スミマセン)
スニーカーの写真の方が多いくらいになってしまいましたが、意外と気になりませんし、子供の笑顔をしっかり写真に収めてもらえたので大満足です。
6.まとめ
- オフシーズンでの七五三参りはメリット多くてオススメ!
- 着物は肩上げ必須。レンタルの場合はサイズ確認をしっかりと。
- 出張撮影の場合は、神社に撮影可能か確認しておく。七五三シーズンは早めの予約が◎。
- 着付けや出張撮影の変更・キャンセルについては事前に確認しておくこと。
- 当日の移動手段を考えておくこと。大きい荷物は預けられるか要チェック。
- スニーカー・お菓子は必須!
しっかり準備して、楽しい七五三参りにしてくださいね!