鉄道大好き4歳息子×アンパンマン大好き2歳娘が大興奮した一泊二日の四国旅行記です。
鉄道図鑑で発見してから、ずーっと乗りたい乗りたいと言われていたアンパンマン列車。
子供だけでなく大人も大興奮間違いなしです。
- アンパンマン列車とは?
- 我が家の旅のモットー
- 旅の記録【1日目】
- 旅の記録【2日目】
- 子連れならここもおすすめ!
- 荷物をできるだけ減らしたい人へ!お土産はネットで買うのもオススメ
- まとめ:アンパンマン列車の旅、最高でした
1.アンパンマン列車とは?
アンパンマン列車とは、岡山~四国(松山、高松、高知など)を結んでおり、アンパンマンのラッピングが施してある列車のことです。
★詳しい路線図はこちら→アンパンマン列車公式サイト
さらに、席数限定で内装もすべてアンパンマンが施してある「アンパンマンシート」を予約することで、乗車中ずっとアンパンマンを楽しむことができる夢のような列車です。座席、天井、カーテン、トイレ、洗面台・・・すべてアンパンマンです!
アンパンマン列車は全部で6種類。(※宇和海アンパンマン列車にはアンパンマンシートなし)
- 土讃線 あかいアンパンマン列車(岡山~高知)・・・・・・24席限定のアンパンマンシート
- 土讃線 きいろいアンパンマン列車(岡山~高知)・・・・・24席限定のアンパンマンシート
- 予讃線 8000系アンパンマン列車(岡山・高松~松山) ・・16席限定のアンパンマンシート
- 予讃線 宇和海アンパンマン列車(松山~宇和島)・・・・・アンパンマンシートはありません
- 瀬戸大橋アンパンマントロッコ(岡山~琴平・高松)・・・・全席(48席)アンパンマンシート
- ゆうゆうアンパンマンカー(高松→徳島・徳島~阿波池田)・プレイルームで遊べる
土讃線のあかいアンパンマン列車と、きいろいアンパンマン列車は、外装が赤か黄色かの違いだけで、アンパンマンシートの内装は同じです。
時刻表(公式HPのPDFが見やすくて便利)を見てもわかる通り、一番運行本数が多いのが土讃線です。
それに比べ、ゆうゆうアンパンマンカーや瀬戸大橋アンパンマントロッコは、一日1本とか2本なので、予約も取りづらいです。
ちなみに、毎日運行しているわけではないので、事前に運行スケジュールのチェックが必要です。
ネット予約(e5489)も可能です。窓口で予約の際は「アンパンマンシート希望」と伝えてください。
2.我が家の旅のモットー
子供が産まれる前から、夫婦の共通の趣味は旅行でした。コロナ禍で旅行は自粛していたものの、もう限界・・・。仕事と育児の疲れをリフレッシュする目的で、感染対策をしっかりした上で出かけています。
家族全員が体調万全であること、天気が良いこと。
この2点が揃っている時に旅行するようにしています。事前にホテルなどを予約すると、子供の体調不良で変更するのもストレスになるし、「楽しみにしていたのに・・・」と子供達をがっかりさせるのが心苦しくなります。
また、天気が悪いと、徒歩の代わりにタクシーを使ったり、現地で雨具を買ったり・・・と、費用がかさむ可能性もあります。私自身も、低気圧の時は頭痛がひどくなるので、なるべく天気が良い日を選んでいます。
体調と天気は、直前にしか分かりません。なので、基本的にいつも2日前~前日に決めます(笑)当日子供たちの熱を測って、大丈夫だったら「今から旅行行くよ!」といった感じです。もう少し大きくなったら、一緒に旅行の計画を立てるのも楽しいなと思いますが、体調が安定しない幼児期はこのスタイルを貫こうと思っています。
そして、旅行の際にもう一点、心がけていること。それは「予定を詰め込まない」ことです。
夫婦だけで旅行していた頃は、「ここも、あそこも行こう!」とアクティブに動いていましたが、子供がいるとそうはいきません。眠たくてグズグズしたり、まだここにいたい!と動かなかったり・・・。次の予定がガチガチに決まっていると、せっかくの旅行でも子供にガミガミ言わなければなりません。あえて予定を立てないことで、子供のワガママにもドーンと構えることができ、ストレスフリーな旅になります。
旅の計画を立てるときは、目標(行きたいところ、やりたいこと)を1つか2つだけ設定する。それが達成できればあとはゆっくり過ごすことにしています。
今回の目標は「アンパンマン列車に乗ること!」。もう駅に着いた時点で目標達成ですね(笑)
3.旅の記録【1日目】
新幹線で岡山駅まで行き、「土讃線あかいアンパンマン列車」で香川県の宇多津駅へ行きました。
あかいアンパンマン列車は、1号車のみアンパンマンシートで、その他の車両は普通の座席です。e5489で予約したので、どのシートに何のキャラクターがついているか分からなかったのですが、パンフレットの小さい写真と空席表を照らし合わせて、大好きなドキンちゃんシートの予約をゲットしました(笑)
何から何までアンパンマンがついているので、座るどころではありません。親は写真撮影に必死。子供は乗車するなり「アンパンマントイレに行く!」と大張り切り。アンパンマンシートには、意外と大人だけの乗客もいらっしゃいました。めちゃくちゃはしゃいでいました(笑)確かにあれは、大人でも楽しいです。
ほとんど座ることなく、あっという間に目的地の宇多津駅に到着。
宇多津駅は、瀬戸大橋を渡って到着する最初の駅、「四国の玄関口」です。
駅前は、正直言って何もありません(失礼)。ですが、四国の玄関口ということで、多くの特急が停車するため、小鉄にとってはホームにいるだけでも十分楽しめます。
岡山駅から乗り換えの際には、中央改札口でスタンプラリーブックをもらうのを忘れずに。対象のスタンプを集めると、アンパンマングッズがもらえる抽選に応募できます。
★スタンプラリーの詳細はこちら(※期間限定です。)
駅員さんに切符を見せると、ラリーブックがもらえます。車内では配布していないので注意!アンパンマン列車の車内にはスタンプが設置してあるので、ラリーブックに押しましょう。
宇多津駅の南口から、「みんなのおでかけバス」というコミュニティバス(大人200円)で四国水族館へ。
四国水族館へは、徒歩でも行けます。(宇多津駅北口から徒歩12分)
タクシーだと、宇多津駅南口から約5分(約650円)。コミュニティバスは本数が少ないので、小さいお子さん連れならタクシーが早くて便利です。
我が子たちはコミュニティバスに初めて乗ったので、すでに興奮気味でした。運転手さんとおしゃべりしながら、あっという間に四国水族館(公式HPに飛びます)に到着。
四国水族館は、とっても解放感のある美しい水族館です。できて間もない?のか、設備や水槽がとってもキレイ。
館内には、おむつ替えスペースや授乳室、調乳用のお湯など完備しており、子連れにとっても優しいです。ベビーカーの貸し出しサービスは無いので注意。
印象に残っているのはイルカのショー。2階にあるステージからは、瀬戸内海が一望できます。そして、イルカプールとの距離が近い!比較的小さ目のステージで、アットホームな感じが良いです。ひょいとまたいだらプールに入れそうなほど。(小さなお子さんは注意!)近くに軽食(唐揚げなど)をテイクアウトできる店があるので、軽くつまみながらショーを観覧しました。
館内にはその他にも、レストラン(カレー、ラーメン、うどんなど)、カフェ(ハンバーガーなど)があり、購入した飲食物を食べるスペースは多くあります。(※弁当の持ち込みは不可)
水族館のレストランで食べるのも良いかなと思いましたが、せっかくなので美味しい魚が食べたい!
四国水族館から徒歩3分の「回遊」(食べログはこちら)というお店でランチをしました。
行き当たりばったりで決めたお店でしたが、大当たり!!
店に入るとすぐ、いけすがありました。この時点で期待度爆上がり。さらに、子連れということもあって、広々とした半個室の座敷を案内して頂きました。疲れて眠気MAXの娘は、気持ちよさそうにゴロゴロ。座敷で助かりました。
メニューは海鮮をメインとしながらも、唐揚げや天ぷらなどもあり、子供でも食べやすいラインナップでした。どれもボリューム満点で、1000円~2000円くらいの価格帯。海鮮はもちろん最高でした。
食後はタクシーを呼んでもらってホテルまで帰りました。
宿泊は、宇多津駅前の「ホテルアネシス瀬戸大橋 」に。
ビジネスホテルなので華美な設備はありませんが、事前に電話で「幼児二人」と伝えると、わざわざツインルームのベッドを一つにつなげて下さいました!感激!
部屋のタイプによって、できるかどうかは変わってくると思いますが、言っておいて良かったです。スタッフは皆さんとても親切で、気持ちよく滞在できました。
館内に温泉はありません。宇多津駅から徒歩20分のところに「四国健康村 」という温泉施設があるので、ゆっくり休みたい方はこちらに行くのもおすすめです。
せっかく香川県に来たので、夜はうどんを食べることに。ホテルからすぐ近くの「塩がま屋」さんに決めました。もう少し歩くと、「おか泉」や「うぶしな」といった人気うどん店もあるようです。
17時ごろと早めの時間だったこともあり、店内は空いていました。座敷の個室があいており、テーブル&椅子で床は畳という和風スタイルの部屋でした。
海老入りかき揚げうどん(790円)を注文したのですが・・・到着して驚愕。想像以上のボリューム!!普段、丸亀製麺の価格帯に慣れているせいか、「やや高めの価格帯だな~」と思っていたのですが、実物を見て納得。これでこの値段ならむしろ安いわ・・・。うどんはコシがあって美味しい。かき揚げもサクサクでした。ただ、かき揚げは二人で一つくらいで充分だったかも。お腹パンパンです。満足。
4.旅の記録【2日目】
ホテルアネシス瀬戸大橋 では、朝食のビュッフェが楽しめます。
感染対策もバッチリ。うっかりマスクを忘れてきた夫でしたが、「ご着用ください」とマスクを渡してくださいました。ビニール手袋やMYトングも置いてあり、安心感抜群です。
そして、何より最高なのがこのロケーション。ホテル最上階(11階)がビュッフェ会場なのですが、大きな窓から街が一望できます。近くに高いビルが少ないので、眺めは最高。
ここで小鉄おすすめポイント。すぐ近くには宇多津駅があるので、列車が次々にやってくるのをずーっと眺めることができるんです。「しおかぜ」「いしづち」「南風」はもちろん、時間帯によってはアンパンマン列車も見ることができるのでめちゃくちゃ楽しいです。子供たちは大はしゃぎ。親はゆっくり食後のコーヒーを楽しめます。
ぜひ、宿泊の際はビュッフェも一緒にどうぞ。
帰りは「予讃線8000系アンパンマン列車」で岡山駅まで乗車しました。あかいアンパンマン列車と同じく、1号車の内装のみがアンパンマン仕様になっています。こちらは虹色のアンパンマンシート。柔らかい雲形のクッションがついており、乗り心地も良い感じ。デッキには自動販売機が設置されており、まんまとジュースを買わされました。子供の機嫌が持つので良しとします。
岡山県では、路面電車が数多く走っています。今回の旅は「乗り物」メインなので、とりあえず路面電車に乗ってみることに。乗り場に行くと何やらアミューズメント感あふれるお姉さんがいらっしゃる。「おかでんチャギントン電車 」という路面電車が停まっていました。おかでんミュージアムの入館料(1000円)込みで一人3,500円!!息子は「これ乗る~!!」と食い気味でしたが、大人二人で7000円よ・・・?「ごめん、これ高級すぎるから違うのに乗ろ!」と説得しました。すぐ隣に普通の路面電車が停まっていたので、素早く誘導成功。
路面電車は、かなりの本数走っているみたいです。色んな広告電車が走っているので、見ていて飽きません。特に目的地は決めずに乗ったのですが、後楽園のところで人がごそっと降りたので、便乗して降車してみました。
後楽園までは徒歩10分と記載してありましたが、子供連れだとめちゃくちゃ時間かかります。せっかくだから後楽園まで行きたかったのですが、早起きマンの2歳娘の昼寝時間を考え(ベビーカー無しの昼寝はキツイ)、引き返すことにしました。
残念でしたが、路面電車に乗れただけでも大満足です。「駅弁買いに行こ~」と言うと、子供達もすんなり引き返してくれました。
新幹線の予約は取っておらず、駅弁をゆっくり選んでから乗車時間を決めることにしました。岡山県の駅弁、美味しそうなものがたくさんありました。中でも一番人気は「桃太郎の祭りずし」だそうです。瀬戸内名物の穴子弁当も数多くありました。子供におすすめなのは、「ハローキティ新幹線弁当」、「カービィのえきべん」など。
各駅にある駅弁について詳しく書かれているサイト「駅弁図鑑(西日本編)」は、見ているだけでも面白いのでオススメ!弁当のお取り置きサービスもあるようです。
新幹線の中で駅弁を食べる予定でしたが、予約の時間まで結構あったので、ホームのベンチで新幹線を見ながら食べることにしました。岡山駅では、東海道新幹線の他、時間帯によっては「みずほ・さくら」や「ひかりレールスター」も見られます。
最後まで大興奮の旅でした。帰りの新幹線でしっかり昼寝し、今回の旅は終了です。
5.子連れならここもおすすめ!
高松駅の2階に、無料のプレイスペースがあります。靴を脱いで遊べるスペースがあり、記念写真も撮れます。高松駅にはアンパンマンのスタンプラリーも設置してあります。
★詳しくはこちら→高松駅 アンパンマンれっしゃ!にこにこステーション
高知駅には、ジオラマや記念撮影コーナーが設置してあります。こちらもアンパンマンのスタンプラリー設置所です。
★詳しくはこちら→高知駅 アンパンマン列車ひろば
土讃線「あかい/きいろいアンパンマン列車」に乗って土佐山田駅へ。そこからアンパンマンバスに乗って美良布(やなせたかし記念館)へ。アンパンマン好きにはたまらない旅です。
ハローキティ新幹線は、博多~新大阪間を、各方面1日1本(運行しない日もある)走る「こだま」です。外装はすべてハローキティ、1号車と2号車は内装もハローキティになっています。めちゃくちゃ可愛い!指定席の予約は不要なので、時間帯がある人はチャレンジしてみてください!
★詳しくはこちら→JR西日本 ハローキティ新幹線
5.荷物をできるだけ減らしたい人へ!お土産はネットで買うのもオススメ
子連れでの旅行、特に電車や新幹線を使う際は荷物は少ないほどラクになります。
トイレに行ったり、途中で寝てしまって抱っこする羽目になったり・・・
手荷物が多いと結構大変です。
両手が空くリュック一つで動けるのがベストなので、我が家はいつも、最終日に荷物を郵送しています。
汚れた時用の着替えなどのみ残し、その他の荷物はホテルやコンビニから送ってしまうと、かなり快適に移動できますよ。
お土産も結構かさばるので、職場用など、特にこだわりがないお土産に関しては、ネットでご当地土産を買ってしまうのもアリだと思います。
6.まとめ:アンパンマン列車の旅、最高でした
アンパンマン列車の旅、めちゃくちゃ楽しかったです。ぜひ、お子さんがアンパンマンブームのうちに一度は連れて行ってみてください。「キラキラキラ」と効果音が入りそうなくらい、子供の目が輝きますよ(笑)
自分で予約するのは面倒な人、効率よくたくさんのアンパンマン列車に乗りたい人にはツアーもおすすめです。
【ツアー情報】
★JR四国(四国内発着プラン) 日帰りプラン・宿泊プラン両方あり
★JR四国(関西発着プラン) 高知 or 琴平(香川県)宿泊プラン
★東武トップツアーズ(関西発着) 高知&こんぴら温泉郷へ行くプラン。
★JR東海ツアーズ(首都圏発着プラン) 松山宿泊。往路or復路でアンパンマン列車
JR四国はプランが豊富で内容も満足できそう。プランにもよりますが、最大4種類のアンパンマン列車に乗ることができます。個人手配だと行程通りに予約が取れなかったりするので、とにかくたくさんアンパンマン列車に乗りたい人はJR四国が最も効率的です。
首都圏発だとJR東海ツアーズのみの取り扱いですが、乗車券+ホテルのみのシンプルなプランです。往路か復路のどちらかしかアンパンマン列車に乗れないので、首都圏発で何回もアンパンマン列車に乗りたいのであれば、個人手配のほうがおすすめです。
自分に合った行程を探してみてくださいね!