我が家は、息子が1歳2カ月、娘を妊娠中に引っ越しを経験しました。動き始めて目が離せない1歳児の面倒を見ながら、妊娠初期のつわりと戦いながらの引っ越し準備は大変でしたが、便利なオプション(荷造りおまかせ)を使うことで、準備の負担を大幅に軽減することができました。アート引越センターの「ハーフコース」というプランを使ったので、体験談をお伝えします。
★子どもがいたりして引っ越しの梱包に時間がかかる人
★引っ越しのための荷造りが面倒な人
★お皿などの割れ物、シャンプーなどの液体なども確実に梱包したい人
1.引っ越しの梱包作業は大変!
私は3回引っ越しを経験していますが、初めての引っ越しの時(独身時代)はすべて自分で荷造りをしました。引っ越し業者が決まると、必要な分の段ボールを送ってきてくれるので、そこに荷物を詰めていきます。
段ボールに詰めていくだけなのですぐに終わるのでは?と安易に考えていたのですが、実際はめちゃくちゃ大変でした。何が大変かというと、
- 割れ物の皿などは緩衝材などを使って梱包する必要がある。
- 使いかけのシャンプーなどは、液漏れしないように梱包する必要がある。
- 部屋ごとに梱包すると荷ほどきの際にラクなのだが、モノの大きさや素材がバラバラで詰めにくい。
- 本など、重いものを段ボールに詰めすぎると、重すぎて自分で動かせない。
- どの段ボールに何を詰めたか分からなくなるので、段ボールにメモしておく必要がある。
荷造りを甘く見ていたので、引っ越しギリギリまで荷造りしていました。間に合わなかったらどうしよう…とかなり焦りました。
この状況で子供がいたらもっと大変です。子供の面倒を見ながら荷造りなんて無理ですし、お昼寝中に静かに作業するのも大変ですよね。
引っ越しが決まった時、息子1歳2カ月、妊娠初期という状況だったので、多少費用はかかっても荷造りはおまかせしよう!と決めました。我が家はアート引っ越しセンターさんを使ったので、その時の体験談をお伝えします。
2.アート引越センターの「ハーフコース」って何?料金は?
アート引越センター(←公式サイトへ移動)の「おまかせパック」には3種類のコースがあります。
- 基本コース・・・荷造り→自分 荷ほどき→自分
- ハーフコース・・荷造り→おまかせ、荷ほどき→自分
- フルコース・・・荷造り→おまかせ、荷ほどき→おまかせ
フルコースとも迷ったのですが、新居で荷ほどきしながら片づけていきたいと思ったので、ハーフコースを選択しました。
でも、実際自分で荷ほどきしてみて、やっぱり大変でした。予算の余裕があるならフルコースの方が断然ラクできると思います。
料金に関しては、引っ越す時期(繁忙シーズンか、休日か、など)や部屋の広さなどによって変動しますので、一概には言えません。
我が家の場合ですが、2月の平日に、大人2人子供1人で2LDKの部屋から引っ越しし、6万円弱でした。
3.「ハーフコース」で引っ越しした我が家の体験談
引越の見積もり比較サイトから一括見積もり依頼をすると、何社からか電話がかかってきます。内容としては、「実際の荷物の量を見ながら正確な見積もりを出すので、一度訪問させてください」といったものです。
家に訪問されるのはちょっと気が引けると思う方もいるかと思いますが、荷物の量や大型家具の確認などを事前に確認してから見積もりを取る方が、後々のトラブル防止にもなるので訪問見積もりの方が何だかんだでラクだと思います。
我が家も実際数社から電話がかかってきましたが、訪問見積もりは30分ほどかかったこと、営業の方の印象が良かったことから、初めに来ていただいたアート引越センターに決めました。
見積もり金額を教えていただき、値切り交渉して納得し決定の旨を伝えると、その金額での引っ越しとなります。
※見積もりだけ頂いて、その場では決定せず他社と比較することも可能です。
我が家は荷造りをお任せするハーフコースを頼んだので、事前に段ボール数箱分をいただきました。
【一括見積もりについて】
とにかく安く引っ越ししたい方におすすめ。しかし、見積もりの電話がかかってくるので、たくさん電話がかかってくるのが苦手な人や、気になる業者が既に絞られている人は一括見積もりしなくても良いと思います。
【引っ越し業者を既に絞っている場合】
口コミなどを見て、気になる引っ越し業者が数社に絞られている場合は、気になる業者だけにチェックを入れて見積もり依頼することができます。これなら電話がたくさん来ることもない上、価格比較して決めることができるので便利です。
引っ越し前日、荷造り担当のスタッフさんが訪問してくれました。女性3名ほどで、エプロンをつけた親しみやすい方たちでした。
基本的にこちらは何もしなくても良いのですが、荷造りの前日までには、
- 引っ越し前日の夜に使うものを分けておく(着替え、歯ブラシ、トイレットペーパーなど)
- 貴重品や見られたくないもの(下着など)、大切に扱う必要があるものなどを分けておく
- 不要なものは処分しておく
- 部屋の写真を撮る(思い出用です笑)
といった作業をしておくとスムーズに進みます。
スタッフさんはものすごいスピードでサクサク荷造りしてくださいます。使いかけのシャンプーなどはビニール袋に入れて、漏れないようにしっかり固定したり、食器類は梱包材を使って綺麗に詰めてくれます。しかも、段ボールのスペースを最大限活かして、隙間ができにくいようにうま~く梱包してくださいます。段ボールには何が入っているかもメモしてくださるので、荷ほどきの際にも困りません。あれよあれよという間にどんどんモノが詰められていって、気づいたら完了していました。
その間、私と息子は絵本を読んだりしてゆったり過ごしていました。たまにスタッフさんから、「これはどうされますか?」と聞かれることもありましたが、何もしなくても荷造りが完了するので、本当にラクでした。数万円を出す価値は大いにあると思います!
ちなみに、引っ越し前日のお風呂などは、試供品のシャンプーなどを使ったり、もう捨てても良いようなタオルを使ってそのまま処分したりしました。食器も梱包しているので、出前をとって割り箸で食べました。できるだけ使い捨てで対応できるものを使うと、少しでも荷物を減らせるのでラクになります。
それから、私が引っ越しの際にやっておけばよかったと思うのは、住んでいた部屋の写真を撮ることです。新居に引っ越すと、意外と前の部屋がどんなだったか忘れてしまいます。部屋の写真を撮ることってあまりないので、片づける前に「思い出の一枚」を撮っておくと、何年後かに見返した時に「懐かしい~!!」ってなります。
引っ越しスタッフさんが来て、大きな家具などを梱包し、次々と運び出してくれます。冷蔵庫は空にしておかなければいけないので、2週間くらい前から徐々に中身を減らすように調節していました。我が家は電車で1時間の先への引っ越しだったので、マヨネーズやバターは保冷バッグに入れて運びました。ここでも特にすることはなく、搬出が終わってから軽く掃除機をかけるくらいでした。
新居では、搬入の際に家具の配置などの指示をしました。段ボールは各部屋ごとに置いてくれます。アート引越センターでは、引っ越しから1年以内であれば1回に限り無料で家具移動をしてくれるサービスがあります。移動する家具の数に制限はないそうです。我が家は、背の高い食器棚の下に転倒防止プレートを敷くのを忘れていたので、後日、家具移動サービスを使って、食器棚を持ち上げてもらいました。
こういった耐震アイテムは、事前に準備しておくと、家具配置の時に敷いてもらえるので便利です。我が家の場合、自前で準備した製品でも取り付けてもらえましたが、事前に確認しておく方が確実だと思います。アート引越センターオリジナルの耐震製品もあります(スタッフさんが持っていればその場で買えますが、我が家の引っ越し時は持ち合わせていなかった記憶があります)。
荷ほどきは自分で行うプランだったので、実家から母を呼んで、息子の面倒を見てもらっている間に荷ほどきをしました。当日中に大部分の荷ほどきをし収納したのですが、夜遅くまでかかったので、妊娠中の身体にはかなり負担が大きかったです。予算に余裕があるなら、荷ほどきもおまかせのフルコースをおすすめします。私も次に引っ越しするならフルコースにする予定です。
ちなみに、今回の引っ越しで電子ピアノが壊れました。その体験談はこちらから↓
【引っ越し体験談】引っ越しで電子ピアノが壊れ、修理してもらった話4.まとめ:子連れでの引っ越しには荷造りお任せプランがおすすめ
以上、アート引越センターのハーフコースで引っ越しをした体験談でした。
子供がいて荷造りが進まない人、荷造りが面倒な人などは「荷造りおまかせ」が絶対おすすめです。さらに、子連れでの引っ越しで、荷ほどきの際に手伝ってくれる親族などがいない人は、「荷造り・荷ほどきおまかせ」のフルコースをおすすめします。